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(難波流楽・JH4ADK)

 2011年11月に岡山ドームで開催されたキャンピングカーフェスタに行きました。展示車に取付けられていたFIAMMAのサイドオーニングが衝動的に欲しくなりました。
 それまでは、ルーフサイドのレールを利用してテントを張っていたのですが、艤装や艤装解除に時間が掛かることと、テントが雨に濡れると嫌らしく、サイドオーニングはこれらの欠点をカバーするので魅力的に思えました。
 思い切ってキャンピングカーフェスタ会場で、FIAMMAのF45Sサイドオーニング3.5mとハイエース用取付ブラケットを併せて10万円弱で購入しました。

 2012年1月中旬、友人に少し手伝ってもらって、素人的に模索しながらサイドオーニングを取付けました。素人にとってFIAMMAのマニュアルは解かりにくく、とりわけハイエース用取付けブラケットの取付け方法などは図解のみなのでパズルのようでした。
 以下に、取付けの手順と反省点などについて述べます。

取付けの手順

  1. 取り付け金具の穴明け位置を決めるために仮止めする。
    このあたりかな?と思う場所にブラケットを配置して、レールに軽く取り付ける。
    屋根側のブラケットは穴を開ける前に、とりあえずマスキングテープで貼り付ける。
    オーニングを静かにブラケットに取り付ける。
    ブラケットの位置を調整する。この時、必要であればマスキングテープを剥がしたり貼り付けたりする。

  2. 屋根にドリルで穴を開ける。
    ブラケットの穴から油性サインペンなどで、車の屋根に穴位置の印を付ける。
    屋根側からドリルで穴を開ける。

  3. 天井の内張りを剥がす。
    補強金具やボルトナットを取り付けるために、天井の内張りを剥がす必要があります。

  4. 取り付け金具をボルトナットで取り付ける。
    付属のボルトは長すぎて、ハーネス(電線)に干渉するような場合には短く切断する。

  5. オーニング本体を取り付ける。
    ブラケットに引っ掛けるように静かにオーニングを取り付ける。
    前後の位置を調整して、ブラケットの下側からオーニングのケースに貫通するビスナットを取り付ける。


反省点と注意事項

  1. ブラケットの取付け位置は慎重に決めること。
     私は、先述の順番で、あまり車体の構造、とりわけ屋根の補強材であるリブの位置に注意することもなく、「エィ!」とばかりに屋根から穴を開けてしまいました。後で、天井の内張りを剥がしたらビックリしました。幸運にもリブを避けた場所に穴が開けられていたのですが、もしもリブの周辺やリブそのものに穴が開いていたら、穴あけをやり直す必要があったかもしれません。なぜなら、天井裏側には、ブラケットを固定し補強するための鉄片を取り付ける必要がありますので、リブを避けた方が良さそうです。
     特に、最前方のブラケットの位置はリブの位置と微妙に被りそうですので注意しなければなりません。後ろ側の2つのブラケットの位置は多少ずれてもブラケットとしての機能には無関係ですが、最前方のブラケットは微妙に傾斜しているので、取付け位置の自由度が小さいのです。私の場合、取付け位置が少し前すぎたようですが、後2cmも後ろだったらリブと干渉していたでしょう。

  2. 何よりも先に天井の内張りを剥がすこと。
     ブラケットの取付け位置を慎重に決めるためには、先ず天井の内張りを剥がすことです。私の場合、天井にLEDランプをつけたり、釣竿ハンガーを組んだりしていたので、余計な手間が掛かるため後回しにしてしまいましたが、出来れば天井の内張りは運転席(助手席)の天井も含めて、最初に全部はずしておいたほうが無難だと思います。
     屋根の補強材であるリブの位置とブラケットの位置を慎重に確認するとより良く取付けできるでしょう。

工夫したこと

  1. 工具を自作しました。
     天井を固定しているボタン状のパーツを素手で取り外すのは困難で、ドライバーなどを用いて下手に天井材を傷つけてもいけません。そこで、このボタン状のパーツを外すための工具を作りました。
     丁度手元に、ディスクグラインダーのネジを締める工具が余っていたので、これを流用して加工し、専用のツールを作りました。先端に5mm程度の幅の凹部を作って、その凹部をボタン状のパーツと天井材との間に差し込んで、テコでボタン状のパーツを引き抜くというものです。
     この専用工具のお陰で簡単に天井の内張りを剥がすことができました。